字幕編集

業界標準に対応した字幕編集を誰でも使いやすく

ARIB STD-B24 字幕や Videotron Lambda 字幕など放送や映像業界で広く普及しているさまざまな字幕データの読み込みに対応。Web での配信向けに WebVTT を始めとしたさまざまな形式に変換できます。ルビの割り当てや、全角 / 半角の自動変換など、映像業界の慣習に合わせた豊富な変換機能を用意しています。

編集画面

直感的な UI であなたもプロの字幕編集者に

編集したい場所をダブルクリックして直接編集。編集した内容はすぐにプレビューで確認できます。編集したい箇所が複数ある場合は、一括置換機能を使って一気に編集することもできます。

機能

多様なニーズに応える豊富な編集機能

業界のニーズを知り尽くした PLAY だからこそ実現できた、豊富な編集機能をご紹介します。

テキストの一括置換

字幕データの中に含まれる特定の文字列を一括で置換できます。例えば、話者名を一括で置換したい場合などに便利です。すべての字幕を一括で置換するのではなく、特定の範囲だけを置換することも可能です。

イン / アウト点の一括移動

字幕の表示タイミングを一括で移動できます。例えば、字幕の表示タイミングをすべて 1 秒遅らせたい場合などに便利です。すべての字幕を一括で移動するのではなく、特定の範囲だけを移動することも可能です。

利用可能な変換オプション

字幕形式の変換時に、さまざまなオプションを指定できます。各オプションの設定値は、プリセットとして保存することができるため、同じ設定を繰り返し使うことが多い場合は、あらかじめプリセットとして保存しておくことで、変換時の手間を省くことができます。

1 桁数字の全角変換

字幕テキストに含まれる 1 桁の数字を全角に変換できます。これにより、字幕の読みやすさが向上します。

縦書き → 横書き変換

Videotron Lambda 字幕を WebVTT に変換する際に、縦書きの字幕があれば横書きに変換します。

縦書き半角文字の全角変換

縦書き字幕に含まれる半角文字を全角に変換します。これにより、プレイヤー上で文字が 90 度回転した状態で表示されるのを防ぐことができます。

ブリンク間隔の挿入

前後の字幕との時間的な間隔が短い場合に、一定時間の空白時間を挿入できます。これにより、字幕の切り替わり時に一時的に字幕が非表示になるため、字幕が切り替わったことが視聴者に伝わりやすくなります。

モノローグの斜体変換

ARIB STD-B24 字幕を Videotron Lambda に変換する際に、モノローグ(独白のセリフ)と推定される部分を斜体に変換できます。既定では < と > で囲まれた部分をモノローグと推定しますが、この挙動を独自にカスタマイズすることも可能です。

上部字幕への空行挿入

画面上部に表示される字幕に対し、テキストの先頭に空行を挿入して表示位置を少し下げることができます。これにより、字幕が映像上部に焼き込まれているロゴやテロップなどと重なってしまうことを防ぐことができます。

テキストエディタ機能

エディタモードを切り替えれば高度なパラメータも思いのままに記述可能

KRONOS DRIVE の管理画面上でテキストエディタでの編集が可能。編集したい箇所を直接編集できます。編集した内容は、リアルタイムでプレビューに反映されます。エディタにはシンタックスハイライトが効くので、記法の間違いなどにもすぐに気づくことができます。

ARIB / DRCS 外字変換

外字の変換表をテンプレートでラクラク管理

ARIB STD-B24 字幕や NAB T027-1996 字幕を Web での配信形式に変換する際に、変換元の字幕に含まれる ARIB 外字および DRCS 外字を任意の文字に変換できます。
変換の対応表は「字幕外字マッピングテンプレート」として保存しておくことができるため、変換時にはあらかじめ保存されているテンプレートを選ぶだけ。変換元の字幕に、テンプレートにない外字が含まれていた場合は、その場で代替文字を割り当てることができます。

ルビの自動割り当て

ARIB / NAB 字幕のルビが配信でも使えます

ARIB STD-B24 字幕や NAB T027-1996 字幕を Web での配信形式に変換する際に、変換元の字幕に含まれるルビ文字を、WebVTT では <ruby> タグ、Videotron Lambda では「@ルビ」制御文として出力します。
ARIB / NAB 字幕においては、ルビ文字は単なる小型文字に過ぎず、どの文字に対して振られたものであるかという情報は含まれていません。KRONOS DRIVE の字幕変換機能では、小型文字の座標から、そのルビがどの文字に対して振られたものであるかを自動的に推定し、ルビに変換しています。

プレビュー表示

プレビューの字幕表示を細かくカスタマイズ

字幕編集画面のプレビューでは、フォントの大きさや背景色などを自由に設定することができ、実際の配信環境に近い状態で字幕の表示を確認することができます。
調整可能なパラメータ
  • 映像領域の周囲の余白
  • フォントの色
  • フォントサイズ
  • フォントの高さ
  • 縁取りの装飾
  • 背景色

仕様

多様なフォーマットの入出力をサポート

対応入力フォーマット
  • WebVTT (Web Video Text Tracks Format)
  • Videotron Lambda
  • SCC (Scenarist Closed Caption)
  • ARIB STD-B24
  • NAB T027-1996
対応出力フォーマット
  • WebVTT (Web Video Text Tracks Format)
  • IMSC (TTML Profiles for Internet Media Subtitles and Captions)
  • Videotron Lambda

EDL ファイル連携

ビデオの編集位置と連動した自動タイミング調整

KRONOS DRIVE の字幕編集機能は EDL (Edit Decision List) ファイルとの連携にも対応しています。EDL ファイルとは、ビデオのカット位置や編集位置などが記録されたファイルです。字幕の変換時に EDL ファイルを一緒に読み込むことで、字幕の表示タイミングを自動で調整することができます。

自動編集

ワークフロー機能との連携でもっと便利に

大量の字幕データがあって、その全部を特定のフォーマットに変換したい。そんなとき、どうしますか? KRONOS DRIVE のワークフロー機能と組み合わせれば、大量の字幕データを一括で加工でき、定型の編集操作を自動化できます。
  • ARIB 字幕ファイルがアップロードされたら自動で WebVTT に変換する
  • WebVTT 字幕ファイルがアップロードされたら時間を手前に 5 秒ずらす
  • Lambda 字幕ファイルがアップロードされたら 1 桁の数字を全角化する

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